短期インターン生の受け入れ

アドバンスデザインテクノロジー株式会社(以下、ADT)です。
ADTのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当社はハードウェアおよびソフトウェアの開発を中心に、装置や自社製品の開発など複数の事業を展開。
先進的な技術を提供している会社です。
短期インターンシップは、毎年8月から2月にかけて実施しており、3日間または5日間のプログラムを提供しています。
本インターンシップでは、FPGAの開発を体験していただくことが可能です。
体験いただけれる内容はADTの新人研修カリキュラムの一部を転用しており、FPGAの基本的な動作を確認することができます。
難易度の高い内容も含まれますが、実際の業務に即した課題を通じて、開発の流れや業務内容を深く学べます。
今回は、5日間のインターンシップの内容についてご紹介いたします。
こういう人にオススメ
- FPGAやハードウェア開発に興味がある方
- 半導体業界の業務内容をより深く理解したい方
- 学校や自主学習でプログラミングやハードウェア設計を学んでいる方
- 少人数の実践的なインターンシップで、密度の高い学習を希望する方
インターンシップ概要
- 期間: 2025年1月20日(月)から 1月24日(金)の1週間
- 参加人数: 1名※1
- 場所: 本社(東京都府中市)
- 就業時間: 10:00~17:00
※1 長期インターンで参加していた1名と他社様の社員1名の計3名で同じ実習を受けました
5日間の内容
- 会社説明・ 実習の流れについて
- HDMIによるカラーバー表示
- アーム制御のプログラム開発
- カメラ制御のプログラム開発
- 成果発表・フィードバック
インターンシップの詳細

ADZBT1

ADZBT1拡張ボード
インターン初日は、人事担当者による会社説明のあと、インターンシップ担当社員から作業内容や開発の流れについて説明を行います。
ADTのインターンシップでは自社製品ADZBT1とパソコンを使用。ツールを使った設計データの編集や動作確認をし、設定の変更や簡単な制御を実践しながらFPGAの基礎知識を学んでいただきます。
今回のインターンシップでは、以下の3つの開発課題に取り組みました。
HDMIによるカラーバー表示
本課題では、FPGAの基本的な使い方やハードウェア開発で使用するツールの理解を深めることを目的としています。
- ツールのセットアップ
- 設計ファイルの追加
- カラーバー表示の制御
作業は、用意された資料に沿って進めますが、つまずいた際には社員と相談しながら進めることができます。
カラーバーの表示が完了したあとは、色の変更や表示パターンの追加など独自の工夫を加えながら設計を行いました。
アーム制御
本課題では、Verilogを用いたRTLの記述やModelSimを使用した検証手法を学びます。設計から動作確認までの一連の流れを学ぶことで、ハードウェア設計の基礎を理解し業務への応用力を養えます。
- 演習問題1:基礎的なシミュレーションと動作確認
- 演習課題2:応用的な制御アルゴリズムの実装
演習は資料に沿って進めますが、各自で考えながら進めることが求められます。
アームが動いているのを実際に目で確認しながら、計算や微調整し開発を進めました。
カメラ制御
本課題では、FPGAと外部デバイスの連携を学びます。
- 外部データの取得
- 画像処理の制御
カメラのデータを取得し、画像処理に必要なデータ確認や制御信号のやり取りを行います。
データを応用し、カラー変更や文字表示、画面分割などのフィルター作成もしました。
まとめ
参加者の皆さんは、積極的に質問をしながら作業に取り組まれていました。
また、問題解決のためにさまざまなアプローチを試みる姿勢が印象的でした。
インターンシップは、単に技術を学ぶだけでなく実際の職場環境を体験し、どのような仕事をどのような人がしているのかを知れる貴重な機会です。
開発チームのエンジニアとの交流の機会もありますので、技術的な質問はもちろん、キャリアに関する相談も気軽にしていただければと思います。
ADTでは、3日間または5日間あるいは1カ月間のインターンシップを実施※2しています。
ご興味のある方はエントリーまたはリクナビからぜひご応募ください。
皆様のご参加、心待ちにしております。
※2 毎年8月から翌年2月頃までの期間に実施しています。平日のみの開催。学校の長期休みなどでご調整ください。